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すでにバツイチ子持ちの男性と付き合っている方もいらっしゃると思います。よほどの事情がない限り、子どもの親権(や監護権)は前妻が持っており、お相手の男性は子どもとは暮らしておらず、せいぜい電話やメールで連絡を取ったり、たまに面会をしている程度かと思います。
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何故、「ほとんどの場合、離婚原因が前妻にあっても親権を女性が持つ場合が多いのか?」については、ここで書くことは控えさせていただきます。<m(__)m>
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バツイチ子持ちの男性とお付き合いしていれば、どうしても前妻との間の子どものことが気になってきますよね。私もそうでした。
彼は前妻の不倫で離婚していますから、もし前妻が不倫相手と再婚した場合、新しい父親の虐待に合ったりしないだろうか?とか、片親になったことで非行に走ったら?とか。他には、再婚の有無に関わらず、前妻が病気や事故などで子育てができなくなったら私としてはどうしたらいいのだろうか?などなど、心配は本当に尽きません。
個人的に出した結論としては、「その子たちに多少なりとも縁のある大人として、できる限りのことをしよう」というものでした。
具体的には、主人が養育費の支払いを遅延しないように経済的に協力することはもちろんのこと、誕生日やクリスマスにお年玉、進学の際の一時金など、養育費+アルファの経済支援をしつつ、何か問題が発生した時にはできる限りの協力をする。そしてその「できる限りの協力をする」のひとつには、万一の場合、私が母親になる可能性もゼロではないという覚悟もしました。
一人密かに決心を固め、彼と再婚したのですが、実際には・・・
主人は、私に言われるまでもなく、下の子が成人するまで養育費を支払い続け、一時金の援助などもしてきました。経済的な義務は果たしたと言えるでしょう。
離婚当初は「子どもたちも戸惑っているので、精神的に安定するまでは、会って心が揺らぐような思いをさせたくない」との前妻の意見を受け入れて、先方から会いたいと言ってくることをひたすら待ち続けていましたが、結局そのまま・・・彼は一度も面会をさせてもらえず、子どもたちは成人しました。
年に1~2回しかないメールや電話での連絡も、全て前妻の携帯を通してだったので、子どもたちもどこまで本音で父親である彼に話をできたかは判りません。子どもたちは、成人するまでの半分以上の期間を、父親と交流がないままに育ったわけです。
私としては、子どもは愛してくれる人が多いほど、愛情豊かな人に育つのでは?と考えていたので、面会をさせてもらえず、交流もほぼない状態は、果たして良い結果を生むのだろうか?とも思いましたし、ただ「金のためだけの父親」となっている彼を不憫に思ったことは多々ありましたが、結果的にはこれで良かったのかも知れないと、今では思っています。
バツイチ男性子持ち男性との再婚は、心配ごとを数えたらキリがありません。けれど、全ての事態を想定などできませんし、結局のところ「できることをしてあげる」に尽きると思うのです。
そして、「できることをしてあげる」には、今の彼をまるごと愛せるかどうか?だと思います。バツイチだろうが子持ちだろうが、この人と一生を共にしたい。この人に何か問題が降りかかったら、共に悩み共に解決に向け努力しよう。そう思えることが何より大切なのではないでしょうか?
前妻からの連絡があっても、子どものことなのですから、不用意に気を使ったり、ましてや妬きもちを妬くなど持っての外ですし、子どもとの面会には気持ちよく送り出してあげる。そして、こちらの生活が破綻しない範囲で、できる経済的支援はする。そこだけ心に固く誓い、実行すればいいだけだと思います。(私の場合は、面会に送り出す機会は今のところありませんが・・・)
自分自身が幸せでない人は、他人を幸せになどできません。
誤解を恐れずに言うならば、相手の子どもはあなたや私には本来だったら関係の無い子どもなのです。でも、だからと言って切り放して考えることはできませんし、大人として、してはいけないことだと思います。しかし現実には、こちらにも生活がある以上、「できることをしてあげる」がベストではないでしょうか?
親が離婚している友人が、当時、悶々と悩んでいた私にある言葉をかけてくれました。
親が離婚していることはくつがえらない現実で、子どもも馬鹿ではないので、その現実を受け止め、自分は片親であるという環境の中で頑張るしかないし、そうして過ごしてきた。その環境で身につけたことは、今の自分の形成に大いに役に立っていると思う。親が揃っているからといって、まともに育つ保証はないし、片親でも立派な人はたくさんいる。結局、人生は自分自身で切り開くものだと、親がいようがいまいが同じ結論に至るのだから、あなたはあなたの人生を幸せに過ごすことを考えて欲しい。と。
バツイチ子持ち男性とお付き合いしている方。悩みは尽きないかもしれませんが、自分が幸せになることをまずは考えませんか?それが結果的に、周囲の人の幸せにも繋がるはずですから・・・
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